介護事業者様のためのお口と体の健康情報誌

低栄養を防ぐ食支援と
訪問歯科の役割

地域密着の歯科医院が考える、実践する
ご自宅や施設でのお口のケアです。

なぜ「食べられない」と弱ってしまうのか

低栄養は、単なる加齢のせいではありません。お口の機能が低下すると、食事量が減り、免疫力も落ちてしまいます。体力の低下を防ぐには、まず「食べるための土台=お口」を整えることが大切です。

「美味しく食べたい」という願いを支えるため、通院が難しい方のもとへ歯科医師・歯科衛生士が伺い、噛む力と飲み込む力の回復を支えます。

お口のトラブルと低栄養の関係

義歯が合わない・痛い

噛むことがおっくうになり、たんぱく質や栄養が不足します。

飲み込みにくい(嚥下障害)

むせるのが怖くて食べるのを避け、カロリー摂取が減ります。

お口が汚れている(むし歯・歯周病)

痛くて噛めません。細菌が肺に入り、誤嚥性肺炎のリスクも高まります。

「口から食べる」ための3つの柱

通院が難しい方のご自宅や施設へ伺い、噛む力・飲み込む力の回復を支えます。

柱1 咀嚼機能の回復

合わない・壊れた義歯を調整・修理し、残っている歯も治療します。

  • 義歯の調整・修理
  • 残っている歯の治療(むし歯・歯周病)

柱2 嚥下機能の維持・訓練

安全に食べられるよう、飲み込みの状態を評価します。

  • 嚥下訓練(お口の体操)
  • 安全な食事形態の提案(とろみ・姿勢など)

柱3 専門的な口腔ケア

お口の汚れを取り除き、食欲と免疫を高めます。

  • 舌苔などお口の清掃(味覚・食欲の改善)
  • 細菌を減らして肺炎を予防

栄養改善のためのチーム連携

低栄養の改善には、多職種が同じ目標を共有することが大切です。訪問歯科も会議に加わり、情報を集約して食支援を支えます。

管理栄養士

カロリー・たんぱく質の情報を共有します。歯科が「噛める・飲み込める」状態をつくり、食事指導が実行できるようにします。

訪問看護師・介護職

日常の口腔ケアや体調の変化を共有します。歯科医師・歯科衛生士が専門的な指導を行い、ケアの質を高めます。

訪問歯科検診について

おひとりで通院が困難な方は初回受診無料です

対象外の場合もございます。まずはお気軽にお問い合わせください。

なぜ定期的な歯科検診を受けていただきたいのか

お口の健康は全身の健康と深く関わっています。誤嚥性肺炎、心疾患、糖尿病、認知症などの予防にもつながります。痛みがなくても、美味しく食べ、楽しく会話できることが長寿につながります。年に1回の検診をおすすめします。

歯科検診で行うこと

  • 歯・歯ぐき・お口の機能など、お口全体を診査します
  • 誤嚥性肺炎のリスク(口腔内の衛生状態など)を確認します
  • 義歯の適合や噛めているかを確認します
  • 日常の歯磨きやケアの方法をお伝えします

歯科検診の流れ

1 検診希望のご連絡をお願いします。
2 日程を調整し、お伺いして検診を行います。
3 検診表を作成し、結果をご説明します。
4 必要に応じて、ご家族や介護職の方に報告します。
5 ご要望に応じて、治療を行います。
6 専門的な口腔ケアや栄養の助言を行います。
7 いまの健康なお口を維持していきましょう。

訪問歯科のご相談

担当
訪問診療部
受付
土・祝も受付可
住所
大阪市此花区伝法2丁目4-19

お問い合わせ先

06-6461-8211

訪問歯科についてのお問い合わせとお伝えください。