こんにちは!長谷川歯科医院の歯科衛生士亀井渚です!私は非常に寒がりですが、暖冬の影響でなんとか元気に過ごせています。 年始早々、様々な災害が起こりましたね💦特に元旦の石川県を震源地とした地震は、大阪でも揺れて怖い思いをしました。地震が起きた時、皆さんは何をなさっていましたか? そして、南海トラフ地震が起こった際には、何を持って出るでしょうか? 実際…被災地では、幸い震災対策をして避難できたものの、体調を崩し、災害関連死に繋がる事例があるそうです。 例えば…歯科に関連する事であれば、入れ歯を置いて避難してしまった。そして、満足に食事が取れない為に、心身共に尚疲弊する。 また、歯ブラシがない、水がない事で、十分に歯磨きができない事によるストレスはもちろん、誤嚥性肺炎のリスクが高まると考えられます。 誤嚥性肺炎とは、不衛生なお口の中に増えてしまった細菌などが、食道ではなく気管に入ってしまう(誤嚥する)ことにより、肺炎を発症することです。 誤嚥性肺炎は日本人の死因第6位となっており、実は死に繋がる恐ろしい病です。 そのリスクを防ぐ為にも、口腔ケアは大切になります。 被災時でなくとも、日常でも歯を磨けない場面があるかと思います。 例えば… ▶歯ブラシがないとき ・食後に少量の水や お茶でうがいをします ・ハンカチやガーゼ、ティッシュで 歯の汚れを取るもの 効果があります ▶入れ歯 ・お口を清潔に保つには入れ歯の お手入れが大事です ・食後に入れ歯を綺麗にしましょう ・夜寝るときは入れ歯を外しましょう ▶水が少ない場合 ・水で歯ブラシを濡らして 歯みがきします ・合い間に歯ブラシの汚れを ティッシュで拭きとります ・コップの水を少しずつお口に含み、 2~3回にわけて、すすぎます ・液体ハミガキ、 洗口液があれば、 水の代わりに お使いください (水でのすすぎは不要) ・うがい薬もお口を清潔に 保つのに効果的です ▶水が全くない場合 ・唾液はお口の中を綺麗に保つ 働きがあります ・耳の下、頬、顎の下を手で揉んだり、 温めると、唾液 が出やすくなります 上記は、日本歯科医師会で重要視されています。 また、関連して調べると、被災地では、歯ブラシがなくても口腔内を清潔にできる洗口液や、洗面所まで行けない場合にゆずがなくても良い歯磨き剤や、保湿剤が重宝されるそうです。 長谷川歯科医院では、70種類以上の歯磨き関連の在庫がありますので、その中から、歯科衛生士の亀井がおすすめのものを厳選! 今回は、2点ご紹介します。 ①ポイックウォーター こちらは、洗口液が、歯ブラシがなくても、お口に含み、20秒から30秒間、強くブクブクうがいをする事により、お口の中の細菌を分解、除去が可能です。 歯と歯の間や歯周ポケットに行き渡り、隅々まで洗浄。 成分もお塩とお水なのでアレルギーや飲み込んでしまった場合でも心配がありません。 赤ちゃんから高齢者、ペットにも使用でき、かのディズニーランドでは濃度を変えることで施設の消毒に使用される程、洗浄力が高く、効果があるものです。 歯ブラシがある場合は、ポイックウォーターを含みながら磨いてもらうと、かなりの洗浄効果が期待されます。 ②オーラルピース こちらは、歯磨き剤兼、保湿剤です。 歯磨き粉ではなく、歯磨き剤とありますが、ジェル状になっています。 植物由来成分のみで配合されており、なんとこのオーラルピースを誤嚥しても大丈夫という優れもの。 さらに、乾燥した口腔内を保湿する事も可能で、高齢者施設、障がい者施設、在宅ケアで重宝します。 歯がないところのケアが、オーラルピースを用いることで可能になります。 上記がオススメだと思います😊 また、歯ブラシは被災した際にも、そうでなくとも日常でも、お気に入りのものをお使いいただけるように、お口の中の状態に合わせて処方致しますので、いつでも遠慮なくお尋ねください😊