こんにちは。歯科衛生士の神田です。GWも明け、新年度の始まりから早いもので一ヶ月が経ち、だんだんと疲れが出てくるこの季節ですが、みなさん体と心の変動には十分にお気をつけ下さいね。
さて今回は、疑問や悩みが多い「知覚過敏」についてお話します。
まず知覚過敏の仕組みですが、歯の表面は硬いエナメル質でできており、その中に感じた刺激を神経に伝える役割を持つ象牙質が存在します。
しかし、何らかの原因により露出した象牙質が刺激を受けることにより、痛みやしみたりなどの症状が出てくるのです。
知覚過敏を引き起こす原因は人それぞれ異なりますが、主な原因として考えられるのは
・歯ぐきの退縮
・強い力での歯磨き
・歯のすり減り
・歯が溶けている
などが挙げられます。
歯が溶けているというのは、歯を覆うエナメル質が酸によって溶けることをいいます。酸性度の高い食品を摂りすぎてしまうとエナメル質が消失して知覚過敏になる可能性があります。
そこで知覚過敏の予防と対策を4つ紹介します。
・睡眠中の歯ぎしりを抑制するためナイトガードを使用する
・酸が多い飲食物を控える
・知覚過敏用の歯磨き剤を使用する
・正しい方法で歯を磨く
などが挙げられます。
当院では知覚過敏を抑制する硝酸カリウムと象牙細管を封鎖する乳酸アルミニウムが配合された歯磨剤の販売や、歯科衛生士によるブラッシング指導も行っていますので、症状で悩まれている方もぜひ一度定期検診にお越し下さい。何かご不明点ございましたらお気軽にスタッフにご相談下さいね。